人と自然と生態学
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 「人と自然と生態学」市民講座  第3回

     森を食べ、森とともに生きる動物たち
                                      (場所: アイーナ8階会議室803)
 
 今回も100人を越えるたくさんの方々が来場くださいました。

 当日は雪の降るあいにくな天候でしたが,ほぼ満席となる盛況でした。ありがとうございました。NHKの方も取材でいらっしゃいました(当日夕方のニュースに取り上げていただきました)。


↑ まずは司会の東さんが,今回の三題の話題について全体の見取り図(位置づけ)を示してくれました。

↓ トップバッターは島田卓哉さん。アカネズミとその餌となるドングリの関係について話されました。手作りの唾液採取装置に仰向けにくくりつけられたアカネズミが何だかかわいらしかったです。
 
 
↓ 2番手は松木さん。北海道で大発生をするようになったクスサンという日本最大級の蛾について,大発生にいたる原因を,食べる側と食べられる側の生態からお話しされました。
  「なぜ毛虫を研究対象に?」といった素朴な質問も飛び出しました。
 
 
↓ 最後は中村さん。岩手県でも被害が広がりつつある松枯れの仕組みについて,とてもわかりやすい昆虫の絵などとともに説明してくださいました。マツノマダラカミキリがむかしは細々と生活していて,希少な生きものだったと初めて知りました。
 
   
 
 それぞれの講演に対して多くのご質問をいただきました。また多くのみなさんが熱心にメモをされているのが,印象的でした。これからもみなさんの期待に添えるような講演会を開いていきたいと思います。

 この場を借りて、参加いただいたみなさんに心より御礼申し上げます。


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     「人と自然と生態学」とは?
     第1回: 生き物から見た岩手
     の自然

     
概要当日の様子ポスター
    序論: 全体の構成とねらい
    北東北の渚と河口の生き物たち
    岩手の森の木の話
    牧草で維持する草原のチョウ:
   北上山地安家森
    田んぼで守る北限のメダカ
     第2回: 野の花をめぐる生き
     物のつながり

     
概要当日の様子ポスター
    虫をあてにしない花たち
    サクラソウのタネが実るためには
    湿原の花と虫たちのゆるやかな関係
     第3回: 森を食べ、森とともに
     生きる動物たち

      概要・当日の様子・ポスター
    食べられないための工夫-ドングリの
   場合、そして野ネズミの場合
-
    普通の虫が普通でなくなる前に-日本
   最大級の蛾 クスサンの場合-
  松を食べるだけなら「松くい虫」にはな
   らなかった-100年前、マツノマダラカミ
   キリに訪れた転機-
     お問い合わせ
     
  岩手生態学ネットワーク代表: 松政
 (岩手医科大学
       ・共通教育センター・生物)

 電話 : 019-651-5111(内線5045)


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