About us


 何気なく物を見ていても、私たちの脳内では様々な情報処理が瞬時に行われています。例えば網膜上に映る像は2次元像ですが、私たちは世界を3次元的に知覚することができます。視覚野の神経細胞には両眼情報を統合し、両眼視差を検出している細胞が存在します。私たちが3次元世界を知覚できているのは、これらの細胞によって脳内で2次元像から3次元再構成されている為だと考えられます。

また、鮮やかな色が見えるのも、網膜に存在する分光感度の異なる3種類の視細胞(錐体細胞)の情報をもとに大脳皮質の情報処理過程で複数の色情報の変換を経て知覚に至ることによります。普通に生活していると気に留めることはありませんが、知覚は実は膨大な情報処理によって実現されているのです。

私たちの研究室では感覚情報、特に視覚情報がどのように脳内で処理されているのかを理解するために認知工学的アプローチ、神経科学的アプローチ、神経回路的アプローチを組み合わせることで研究していきます。

     

What's new

2024年度

  
  • 4/10/2024  学部4年生竹田さんが成績優秀者として表彰されました.おめでとうございます.
  • 4/1/2024 4月から新メンバー2名が研究室にに加りました.
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