組織の管理機能と情報システム

組織の機能

組織と組織環境

オープンシステムとクローズシステム

オープンシステムとは、システムの外側の外部環境とやり取りがあるシステム

クローズシステムとは、システムの外側の外部環境とやり取りがないシステム

組織はどちらのシステムか?

組織の活動は、環境からインプット(材料、労働力、資金、データなど)を獲得し、そのインプットを変換しアウトプット(製品、サービスなど)を環境(市場や社会)に提供する活動を行っている。
アウトプットの提供と通して、企業利益や顧客満足などの効果をもたらす。
オープンシステムとしての組織は、環境との関わりがあるので、環境に対して敏感でなければならない。
環境が変わっても気づかないで、今までと同じことをしていたのでは、環境に受け入れられず、企業活動を続けていくことが難しくなる。
環境の種類
一般環境:普遍的に組織に影響を及ぼすもの
文化、技術、教育、政治、法律、自然資源、人口、社会、経済など。
労働力として、購買力として、
特定環境:特定の組織に対してより具体的で個別的な影響を及ぼすもの
ライバル企業、パートナー企業、顧客、組合、関連する技術・産業・官庁など。

より影響をもたらすもの。

組織の情報処理

組織の行動
情報処理、意思決定、行動

組織が存続するには⇒環境に適合した行動をとる必要がある。

 →組織が環境に適合した行動をとるためには⇒的確な意思決定を行う事が必要となる。

  →的確な意思決定を行うためには⇒正確な情報収集と情報処理が必要となる。

組織における情報処理の流れ

組織内外からの情報源から情報を入手
データを加工し組織活動に意味のある情報に変換
情報を組織内外に提供する。
情報を評価し意思決定を行い、それを実行する。

的確な情報収集、情報処理が行われるための要因

1.組織の個々の構成員の情報処理能力:構成員の情報処理能力が低いと情報を処理することができない。

2.組織の構造: 組織構造により、どう分担し、どう統合させるかが異なり、それにより個々の構成員が行う情報処理や情報経路などが定まる。

3.組織に備えられる情報技術: コンピュータシステムや情報ネットワークシステムにより、組織の情報処理能力が改善される。