【1日目】 恐山
道の駅よこはまで昼食。地元産のホタテを使った料理が美味しかったですが,料理を待つ時間が長いのが残念でした。
今回のレンタカーは10人乗りのハイエースです。
男鹿半島巡検のときのアルファードと比べると広いですが,走行中の音が大きく,乗り心地もあまり良くありません。
車内で会話がしづらく,自然と無言になってしまいました。
会話せずに大勢を運ぶという点で,労働者輸送に特化した車と言えそうです。
降りそうで降らない微妙な空模様のなか,
恐山を見学します。
写真は,恐山の山門。
正義君は,今日一日でずいぶん疲れたようです。
夕食の様子。今回の宿は,むつ市の石神温泉です。
貝焼きを調理している正義君。入浴後のビール1杯で,すでに酔っ払っています。
恐山と大湊湾の間に位置する釜臥山の展望台に来ました。
さすがに標高が高くなると雲の中に入ってしまい,霧でなにも見えません。
宇曾利山湖から流出する河川である三途の川に架かる太鼓橋。
三途の川の水は澄んでいて,青みがかっています。
賽の河原の隣にある標高244メートルの五智山は,
低木に覆われています。
シャクナゲの花が咲いていました。
砂子君。
斜面の草がウロコ状&階段状の模様を作っています。
秋田焼山の湯沼に面した斜面で見られる植被階状土と同じです。
標高200メートルの恐山で見られるのですから,周氷河地形ではなく,
表面を流れ下ろうとする砂と草とのせめぎ合いの結果として作られた模様のようです。
似たような地形は,尻屋崎でも観察できました。
火山性の風化作用が強いためか,
湖岸の砂は石英ばかりで真っ白です。
湖岸の様子。
時期による水位変化と波の強さが変わるからでしょうか,
湖岸には枯れ枝などのゴミが縞模様を作っています。
宇曾利山湖と対岸の大尽山。
賽の河原。9月の平日で天気もあまり良くないためか,
人も少なくて静かです。
こちらは,一面が細かい砂利で平坦になっています。
園内の指示に従って進みます。
一部の岩からは,熱い噴気が出ています。
pH試験紙を近づけてみると,部分的に真っ赤になりました。
観光客が置いていった1円硬貨も,酸で腐食しています。
不思議な形の岩がニョキニョキと生えています。
これは地蔵堂。
あまり熱くありませんが,あちこちから湯が湧いています。
湯の花の色や沈澱の仕方もまちまちです。試しにpH試験紙を浸した感じではpH
2~3くらいでした。