2011年7月31日 秋田焼山 登山 [平塚ゼミの倉持さんと]
吉木,今野・松浦(4年),倉持(平塚ゼミ:3年) 

3年次生の前期科目「専門演習T」で吉木クラスを履修した倉持さんを連れて,秋田焼山に登山に来ました。
山登りに関心があると言うことなので,吉木ゼミの登山に招待しました。
体力的にきつくなく,静かで自然が多いところと考え,秋田焼山にしました。
ルートは,2006年8月に一人で歩いたルートです。 登山道から外れますが,その部分がなかなか良いので。

名残峠で昼食。
今野さんは,登山のときでも手作り弁当持参です
(エライ!)。

昼食後,柵の向こう側の稜線へ向かいます。

名残峠から北にのびる稜線には,その東斜面にウロコ状の模様が見られます。
おそらく植被階状土と思いますが,こんな豪雪地域の,しかも東斜面に見られることは不思議です。
山の熱によって,雪が積もらないためでしょうか?
でも,雪も積もらないほど周囲より暖かいならば周氷河地形は形成されないはずですけどね。
ウロコ状の模様は,斜面下方ほど大きくなっているように見えます。
機会があったら,そのうち調査してみようと思います。

快適な稜線歩き。
遠くに避難小屋が見えてきました。

かなり,ゆっくりのペースです。
2時間近くかかって,ようやく毛せん峠に到着。

午前8時,後生掛温泉の建物をくぐって,
温泉の裏手からスタートします。

最初の休憩です。

もうすぐ避難小屋の焼山山荘。

みんな泥火山を見たことがないと言うので,湯冷ましがてら後生掛自然探求路を歩くことにしました。
オナメ・モトメですが,吹き上げる風が強くて大変なことに。

大湯沼をボーッと眺めて終了。

順路脇のマッドポット。
先ほどの泥火山と違って,間近で見られるのが嬉しい。

ベコ谷地。

鬼ヶ城にて。
ゴツゴツした岩と,その下に小さな池。

風呂上がりの倉持さん。
ゆで卵は美味しいですか?

湯沢からベコ谷地方面へのトラバース道。

2006年に来たときはヤブの繁茂した踏跡でしたが,刈払いされた歩きやすい登山道に変わっていました。

湯沢に下りたところで,ちょっと休憩。
どこから熱い湯が湧いているのか,あちこち手を入れて確かめてみます。

下に見える谷が湯沢。
沢の水も硫黄で白っぽく見えます。

火山ガスのためにヤブのない尾根を下ります。

登山道のない稜線歩きは楽しいです。
谷から雲が湧いてきて,嶮しい火山の雰囲気が倍増します。

柵を越えて,稜線の踏跡へ。
看板に「登山道から外れないでください」とあるのに。

踏跡をたどって,崩れやすい砂礫の稜線を歩きます。
ちょうど,ウロコ状の植生が広がる斜面のところです。

かつての硫黄採掘小屋の跡。

今日は風があるので,有毒ガスの不安も無く歩けます。

午後2時半過ぎに,後生掛温泉に下山。
ひとっ風呂浴びることにします。

そして,泥火山へ。
3人とも,豪快に泥が吹き上げるものを想像していたようで,実物の静けさにガッカリしていました。
静かにポコポコとアブクが湧く風情を楽しんでください。

せっかくなので,登山道から外れて,澄川の地熱発電所を見学しました。

谷沿いは踏跡も崩れていて,どこが道なのか分かりません。
ガラガラの石の斜面なので,足回りがスニーカーの倉持さんには厳しいですね。
しかし,松浦君は無情にも倉持さんを放置!

名残峠への登りから見た火口湖。
さすがに降りる気は起きません。

もうすぐ名残峠。