鯖骨の検知システムの開発
岩手県内産業は,慢性的な人材不足に悩まされており,積極的なロボットの導入による取り組みが進められています.しかしながら,中小企業等において,自社のみでロボットの導入検討を行うことが困難であり,ロボットシステムの設計・導入を担う「ロボットシステムインテグレータ(ロボットSIer)」の育成が不可欠です.ロボット導入促進のためのシステムインテグレータ育成事業の一環として,岩手県八戸市八食センターで課題とされているしめ鯖の骨抜きの人材不足に対して岩手大学,産業振興センター,株式会社アイシーエスとともに課題解決に取り組んでいます.本研究室では,画像センシングによる鯖骨の検知手法を開発しており,画像からの2次元座標と赤外線距離センサからの奥行き情報を利用して,骨の3次元位置の特定を可能にしました.そして,本手法を実際の現場に近い環境で検証するため,その制御システムを製作,開発しました.