九戸城跡VRプロジェクト
九戸城跡は,豊臣秀吉天下統一の最後の合戦場であり,国指定史跡となっています.城跡には,北東北最古とみられる石垣が残っていますが,歴史史料をもとに当時の城の様子やその周辺の情景を再現することで,九戸地域の歴史を直観的に知ることが可能になります.本研究では,九戸城および合戦の様子をCGで再現し,バーチャルリアリティ技術を利用してその様子をVR-HMDやモバイル端末で閲覧できるソフトウェアの開発を行います.最終的に,本ソフトウェアを観光事業に活用するために,モバイル端末の各センサー(GPS,ジャイロ,カメラ)と連動させ,現場を訪問する観光客が手持ちの携帯端末でバーチャルリアリティを体験できるようすることで,誘客や来訪者の満足度を高めていきたいです.