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社名 岩手県立大学 総合政策学部 吉木研究室
取締役 吉木岳哉
設立 2005年4月
業務内容 自然地理学(とくに地形学)
担当科目 [総合政策学部] 地理学、地誌学、環境調査実習、環境調査法 など
[全学共通科目] 地理学の世界、いわての山の自然学
[短期大学部] 地理学入門
環境系モデル 教員紹介
(岩手県立大学総合政策学部環境政策講座HPへのリンク)
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総合政策学部吉木ゼミは、地形学を中心とした“自然地理学”を学ぶためのゼミです。
“地理学”と聞くと、地名や産業などを暗記するような高校までの“地理”を思い浮かべるかもしれません。
でも、学問としての地理学は違います。その名の通り、“地”の“理学”です。“地”は“地域”“土地”“地表”などを指しています。地理学は、それらの理屈・理由を考えます。
「なぜ、この土地は○○なんだろう?」
「なぜ、この地域は○○なんだろう?」
ある地域の地形であれ、植生であれ、土地利用や歴史や産業であれ、すべて理由があって存在しています。
吉木ゼミは、地域の自然について、「なぜ、そうなのか?」を紐解く研究を行っています。
ある地域の特徴に気づくためには、他所の地域についても知らなくてはなりません。地域を比較することは、地理学の基本的な考え方です。ですから、吉木ゼミでは、さまざまな場所を実際に見ることを重視しています。
あちこちを訪ね、見てきた経験があってこそ、地域の特徴を見る目が養われます。井の中の蛙では、自分が井の中にいることにすら気づくのは難しいです。
自然を理解するためにも、まずは多くの経験が必要です。吉木ゼミでは頻繁に野外に出ますし、長靴とスコップと泥汚れの“土方仕事”が基本です。そのため、いつしかゼミ生自らが吉木ゼミを“有限会社よしき組”と呼ぶようになりました(暴力団ではありません、土木会社です)。
汗まみれ・泥まみれな調査は有志だけで行っているので、強制はしません。地形以外であっても、地理学的な思考に基づく研究をしたい方、とくに好奇心旺盛で行動力のある方は歓迎します。東北の自然を一緒に勉強しましょう!
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これまでの吉木研究室の卒業生と卒論タイトルです。
(タイトルをクリックすると、総合政策学部の卒論要旨のページにジャンプします。)
| 氏名 | 卒業年度 | 卒論タイトル |
| 吉田知子 | 2006 | 米の減反政策に対する農家の取り組み―花巻市石鳥谷町八重畑地区における雑穀栽培― |
| 工藤美沙子 | 2008 | 岩手山麓春子谷地湿原における樹種・樹齢構成からみた湿地林の拡大過程 |
| 佐藤剛 | 2008 | ロードサイド型店舗の立地に伴う既存商業地の変容-盛岡市盛南地区を事例に- |
| 高橋咲保 | 2008 | 春子谷地湿原の植生分布と植生変化に関する地生態学的研究-とくに土砂流入と地下水位の季節変化に着目して- |
| 遠藤円 | 2010 | 岩手県久慈地域の砂鉄を用いた製鉄にドバが与えた影響 |
| 川村優理 | 2010 | 久慈地域の更新世砂鉄鉱床(ドバ)の採掘による地形改変量の推定 |
| 今野明咲香 | 2011 | 八幡平山系におけるオオシラビソ林の拡大過程 |
| 常田修平 | 2011 | 近世から近代のたたら製鉄に伴うドバ採掘地とその微地形 |
| 松浦元美 | 2011 | 河床礫の調査方法における精度の検証と考察 |
| 砂子将司 | 2015 | 付加体地域における礫浜の礫形状の比較 ― 観光資源としての碁石浜の希少性 ― |
| 觸澤元 | 2015 | 海浜礫の粒径組成に及ぼす岩質の影響 |
| 佐々木正義 | 2015 | 岩手県久慈地域の高家川流域におけるドバ採掘による地形改変 |
| 小林祐美子 | 2016 | 東京近郊における駅前再開発による鉄道乗降客数への影響 |
| 澁谷美生樹 | 2018 | 盛岡市における人口変化とマンション立地 |
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地理学に関心のある方、野外調査に関心のある方は、気軽に研究室を訪ねてください。
1・2年生でも、ゼミの自然地理学の勉強会や野外巡検に参加してくれて構いません。
他のゼミへの進級を考えている人も遠慮なくどうぞ。