【3日目】 真山神社~寒風山

男鹿半島には,比較的狭い範囲にさまざまな見所が集まっています。

浜堤列・砂丘・波食棚(ベンチ)・海食洞・海成段丘などの海岸地形,寒風山やグリーンタフなどの火山地形や火山岩,組織地形やタフォニ(雲形侵食)なども観察できます。

油田やモール温泉などの天然資源,八郎潟干拓地や浜堤列平野などの土地利用,古い神社やなまはげなどの文化,美味しい海産物なども,自然と私たち私生活との関係を学ぶ教材になります。

ジオパークと呼ぶに相応しい,学生巡検に適した地域だと思います。













残り半周。

有料の展望台には行かず,火山である寒風山の火口を一周回るハイキングコースへ。

海が見える草原のハイキングです。

巡検の最後は,寒風山ハイキングです。

寒風山回転展望台へ向かいます。

正義君はなまはげに任せて,館内を見学します。

と思ったら,本物でした。

正義君も演技が上手です。

お約束。

今野さん,演技が上手ですね。

隣のなまはげ館を見学します。

先ほどは通過した真山神社をお参りします。

再び,スギの巨樹の森を下ります。

立派なスギの木を縫って進む登山道。

奥にある五社殿を目指します。

真山神社を参詣。

真山神社

八望台から,二の目潟と戸賀湾を見下ろします。

巡検前に実体視して判読した,海成段丘の区分を確認しました。

最後に,小噴火口の内側にある冷風穴に行き,
火照った身体を冷やしてきました。

最後のピーク,姫ヶ岳への登り。

愛美さんの体力は,そろそろ限界です。

「鬼の隠れ里」と呼ばれる巨石が積み上がった火山地形。

巨石の隙間はウルシが密生していましたが,砂子君は巨石の上を伝って山頂を制覇しました。
正義君は巨石の隙間に落ちて断念しました。

火口越しに寒風山展望台を振り返ったところ。

木が生えていないので,火口を埋める溶岩のシワなどの微地形がよく見えます。

曇っていますが,そのぶん涼しくて歩きやすかったです。

集落ごとに異なるなまはげの展示。

なんだか異国風なのもいるような・・・。

真山神社の五社殿に着きました。

民宿宮島荘と,そこからの眺め(戸賀湾)。