【7日目】 3月30日 ミーソン遺跡

An Phu Hotelのミーソン遺跡ツアーに参加しました。
ミーソン遺跡見学とトゥボン川の船下りツアー(昼食込み)で,7$/人です。
ハロン湾クルーズもそうですが,現地系ツアーは安いです。
ちなみに,ミーソン遺跡は,チャンパ王国の聖地として4世紀から13世紀にかけて宗教建築物が建設された場所で,現在は8世紀から13世紀末にかけて建てられた建物が残っています。
ユネスコの世界遺産にも,1999年に登録されています。

無料で見学できる「瓊府會館」。

出された昼食は,この皿飯とバナナ。
これまたAn Phu観光らしい質素さです。
でも,味は美味しかったです(ごはんの量に対して,ややおかずが少ないけれど)。

小川沿いの湿地には里芋(タロイモ)が生えています。
たぶん野生?

転がっている砂岩には,細かな彫刻が施された痕跡が見られます。

完全に崩壊した遺跡が,レンガの山をなしています。
ミーソン遺跡は,ベトナム戦争時にアメリカ軍の空爆を受けました。

建物の内部には,女性器を表すヨニと男性器を表すリンガが鎮座しています。
今野さんも,思わずリンガをナデナデ。

ガイドブックを見ながら,街歩き。
自動車の乗り入れが禁止されているので,静かにノンビリと歩けます。

ホイアンの港に到着。

こちらの船が出るのとほぼ同時に,渡し船も出航のようです。
座る場所もないほどのスシ詰めで,転覆しないか心配になります。

ホイアンの街の対岸にある伝統工芸村に立ち寄りました。
木工芸品を買え,というだけで,作業する様子は見られません。
港には,たくさんの子供たちが,渡し船が到着するのを待っていました。

このあたりは遺跡の損傷がひどく,小山のような状態になっているものが目立ちます。

グループGの遺跡は,現在修復中でした。
首のない石像があったので,お約束のバカを。

入口近くのグループB,C,Dの遺跡群。
最初の遺跡なので,みんなマジメにガイドさんの話を聞いています。
似たようなのが次から次へと出てくるし,暑いしで,後半はただ歩いているだけの人が多いようでした。

カートを降りると,遺跡管理小屋です。
みんな比較的涼しい午前中に見学するので,他のツアー客とも一緒で大賑わいでした。
ハロン湾でもそうでしたが,どこに行っても東アジア系の顔をしている人は韓国人ばかりで,少しの中国系(シンガポール,香港)がいましたが,日本人はほとんど見かけません。

細い裏通りを見たりしながら,ホテルに戻ります。

ホテルのロビーで,ツアーバスの到着を待ちます。
今日は暑くなりそうです。

なんてことない風景ですが,河面の涼しい風を受けながら,みんなボケ〜と過ぎゆく風景を眺めています。

夜の来遠橋。

車も来ないので,ワンコも道端でウトウトしています。
平和な風景。

日中にも見学した「瓊府會館」に,夜も来てみました。
明かりで照らされると,いっそうキレイに見えます。
今野さんもウットリ?

食後,夜のホイアンの街を歩きました。
高い建物がなく,店先の照明だけなので,暗闇の中に店だけが照らされていて,祭りの夜店のような雰囲気です。

「Mermaid」というレストランに来ました。
ガイドブックに書いてあるとおり,欧米人が多い店でした。
ホイアン料理を中心に頼んだので,メニューは昨日とあまり変わりません。

ホテルの屋外テーブルで,夕食をどうするか考えます。
ガイドブックに載っている高級レストランを希望する吉田君と,そのへんの屋台を希望する今野さん。
結局,ゲリ男の体調を考慮して,今日も高いレストランに行くことになりました。
今野さん,少々不満の様子。

暑いので,大きなペットボトルで水を購入。
左手にさげた紙袋の中には,途中で買った絹のベッドカバー。
豪快に飲みます。

観光名所の来遠橋(日本橋)
1593年に,当時この街に住んでいた日本人によって架けられたと考えられているそうです。
川が汚いのが残念。

商店の軒先は,色とりどりのブーゲンビリアの花で飾られています。

まだ午後2時なので,商店街を見て回ります。
ここは,ベトナム風の提灯屋。

バスでの帰路,トゥボン川を渡る橋のたもとで船に移ります。
An Phu観光らしい,おんぼろ船です。

別の修復中の遺跡に,手を合わせてお詣り。
そんなことする人は,私たちしかいません。
お寺の孫娘の今野さん,満足しましたか?

グループAの大ヨニ。
今野さんが顔を乗せている岩がそうですが,これでは何だか分かりませんね。

ここからグループAの遺跡群に入ります。
見学客の多くはもう遺跡に飽きたのか,そのまま歩道を通り過ぎていきます。

グループBの様子(さらし首は含まれません)。

建物の1つは,内部が出土品の展示室になっています。

建物の窓は,窓枠も柱も砂岩で造られています。
狭い窓なので,屋根が崩れていない建物の内部は,かなり暗いです。

なにやらビッシリと文字が刻まれた石柱もありました。
何の解説もないので,何が書いてあるのかは分かりません。

この遺跡は,砂岩とレンガを組み合わせて造られています。
穴の空いた砂岩が並んでいますが,ここに石柱を建てたようです。
近くに転がっている砂岩の柱には,片側に凸があるので,この部分をはめ込んだのでしょう。
柱の反対側は,凹になっています。

壁面のレンガに施された女神像。
レンガなので風化していて,表情までは分かりません

橋を渡ったところから,今度はカートに乗って遺跡に向かいます。
金持ちのバスやタクシーは,そのまま通れますが…。

歩いて橋を渡ります。
乾季で,川の水はほとんど流れていません。
今野さんはマダムの風格を漂わせています。

ミーソン遺跡の展示館の前。
金持ちツアー(?)のバスは奥まで行きますが,貧乏ツアーのバスはここまで。

この暗さが落ち着きます。

最後に川べりで夕涼み。
今野さんは,穏やかなホイアンの街が気に入ったそうです。
ハノイの街は騒音がもの凄いし,落ち着いて歩ける交通状況ではないですからね。

これは浴槽?
解説がないので分かりませんが。

いろいろな卵を売っています。
ワラがまぶしてあるのは何なのか,分かりません。

ホイアン市場。