【5日目】 3月28日 ハイフォン→ハノイ

車を1台借り上げて,沿岸部のマングローブ植林地や干拓地を見学してきました。
この日は,吉田君の体調は回復したものの,今度は今野さんが体調不良でした。 どいつも,こいつも,デリケートで。

昼食後,今野さんが元気になりました。
香草のおかげ? それともウナギ?

今野さん,やっばりダメ?
変な顔して,いじけています。
吉田君も,お疲れのようです。
これから遠路,ハノイまで行きます。

Nui Doiという町のレストランで昼食です。

今回は,違う部屋に。

あちこちに,薬品の袋やバケツが散乱しています。
「PCB30」とか,「次亜塩素酸カルシウム」とか。

水車を回して,池に空気を送っています。
まわりの畦は薬品で真っ白です。

こっちの池には,施設は何もありません。

堤防よりも海側にある,エビ養殖池を見に来ました。
ここは個人経営のエビ養殖池だそうです。
Google Earthでもよく見えます。
N 20°38′23″/E 106°40′21.5″

民家。
こぢんまりしていて可愛らしい家ばかりです。

食後,song Van Ucという大きな河川を渡り,再度海岸を目指します。
ただ,道が狭いし悪いし,なかなか進みません。

とは言っても,食事が運ばれると,誰よりもしっかり食べています。
いろいろな料理が運ばれてきましたが,ここの名物はウナギだそうです。
食べかけの写真しかありませんが。
香草をモグモグと食べる今野さん。
なんだかアゴの下が肥えてきてません…?

新ビオフェルミン止瀉薬を前にして,しょんぼりする今野さん。

窓の外の河面を船が通ります。
私たちが座っている席と,水面はほとんど同じです。

今野さんも頑張って,写真を撮ったり観察したりしています。
さすがは地理の先生。 車に戻ると,死にそうですが…。

堤防の内側では,水田と養殖池と集落が混在しています。
集落は線状に並んでいて,ちょうど日本の自然堤防地帯のような感じです。
ただし,ここの高まりの列はやや人工的な配列に見えるので,自然堤防ではなく,かつての海岸沿いの堤防の名残のようです。
マングローブを植林し,やや陸化すると閉め切って内側を水田にしていき,周囲よりも高い堤防跡は住宅地にするようです。 高いと言っても,1m位ですが。

堤防で休んでいたおばさんたちが,袋いっぱいにマングローブの種子を集めていました。
植林用の種子で,買い取ってもらえるそうです。

マングローブの種子がたくさん実っています。
落ちたものの半分くらいは,うまく泥に突き刺さっています。

地元の女の子。
こんな干潟に自転車で?

漁から船で戻ってきました。
貝や魚を積んでいますが,そもそも,これは船?
発泡スチロールにビニールシートを巻いただけ。

吉田博士はマングローブの図鑑を片手に。

植林されたマングローブ。
同じ樹種,同じ高さ。

海岸の堤防から海側へ延びる水路。
水路の両岸に道があるので,海の方へと歩くことにしました。
N 20°42′03″/E 106°44′15″

ホイスアン(Hoi Xuan)へ向かう途中の風景。
あちこちに養殖池が掘られています。 建物と水面の比高が小さいです。

夜7時に,ハノイのSplendid Star Suite Hotelに着きました。
HISのガイドさん・運転手さんと記念撮影。

今野さんは3列目の座席で生死の境をさまよっています。
こんなときにも,ハロンのナイトマーケットで買ったストールが大活躍。

沿岸の道路を半島先端方面へ。
近づく気が起きない,泥まみれの海。

ハイフォンの街から南東に,ドーソン(Do Son)という保養地のある半島があります。
その付け根にある漁村に来ました。 ちょうど干潮で,眼前に広大な干潟が広がっています。

堤防の内側。
こちらは企業が経営するエビ養殖池だそうです。
見た目は違いが分かりません。
少し畦が立派かな。 水牛が草を食んでいて,のんびりした風景です。

「Song Da Do」とかいう川の様子。
家屋の位置と水面がほとんど変わりません。
水位が高い季節になると,当然のように浸水するそうです。