2012年4月26日 重茂半島周辺での津波遡上高の調査 その3 吉木,今野(4年)
4月13日,15日の調査結果を受けて,データが足りなかったり,信頼性が低い場所を再確認するために,またまた調査に来ました。 今回は私と今野さんの2人です。
瓦礫が高く積まれていて,まるで段丘のようになっていました。
太いマツの木も,根本からへし折られていました。
船越半島の漉磯集落の東側にて。
もともと集落のない場所とはいえ,森林がすっかり流されています。
その家の脇の斜面。
津波から一月半が経つと,どこを遡上の上限とするか,迷うこともあります。
高浜四丁目。
枯れたササの高さより家の方が低いのに,のんびりと洗濯物が干されている。 聞き取りに行ってみたら,鹿児島志學館大学の岩船先生のご親戚でした。
写真左の方から流れてきた海水は,この家の前で一気に高さが低くなり,写真右の方へ流れ下っていったそうです。 おかげで,家は浸水すらしなかったとか。
船越半島の大浦漁港にて。
私たちの後ろでも,なにやら調査しています。
残ったマツにも,あちこちに擦り傷が。
周囲のマツ林の幹にも,たくさんの傷がある。
朝7時前。
磯鶏の八木沢川の水門近くからスタート。
海面から傷痕までの高さは,約29m。
高浜四丁目付近の海岸。
測量に集中して,手前の便器に落ちないでね。
普段から,ものすごい波がくるようです。
測量しながらも,つい後ろを振り返ってしまうくらいの音が轟きます。