2011年4月13日 重茂半島周辺での津波遡上高の調査   吉木,佐野先生,佐々木(3年)

豊島先生から,重茂半島の姉吉の津波遡上高を測量してこい,とのご命令を受け,佐野先生とともに津波被災地の状況を観察に来ました。 3年生の佐々木さんも手伝いに来てくれました。 朝4時半に盛岡を出発です。

川代集落にて。
午後3時を過ぎて,だいぶ影が長くなってきました。



「落葉の境目。ここが津波の上限だね!」

今回の調査では,ハンドレベルを用いました。 ハンドレベル初体験の佐々木さん。 とにかく埃っぽいので,調査中はマスク必携です。

学生実習も兼ねているので,佐野先生が下っ端のポール持ちです。

「まだまだゴミがあるし,もっと上かな〜。」

音部里にて。
津波遡上域の上端を目指す佐野先生ですが,見えますか?

重茂半島の白浜集落の様子。
山際の家屋を除き,すべて流されていました。

荒巻集落にて。
これより海側の家屋は,家財道具もろとも「瓦礫」になっていました。 生活の様子をうかがわせるものが目につき,心が痛む調査です。

盛岡へ帰る車中にて。
盛岡を発ってから13時間。佐々木さんもお疲れのようです。

陸中山田駅の周辺にて。
津波に加えて火災もあった場所です。