BG21を用いたビジネスゲーム

 

始めに

BG21は、簡易で基礎的なビジネスゲームです。BG21は4社によるパソコン販売競争を3ヶ月を1期として、1年間4期行い、累積純利益を争うものです。

各社は、予想順位・受注予想数量・仕入数量・販売価格・広告費の5つの項目について、意思決定を行います。意思決定には業績結果も合わせて分析して、次期の意思決定をします。

流れ

1.各社のスタート時の資金(初期現金残高)は現金500万円です。これを資金として経営を始めます。

2.商品(パソコン)の仕入れ価格は、1台5万円です。初期商品在庫量は0台、初期商品残高は0円

3.意思決定をする項目は、予想順位、受注予想数量、仕入数量、販売価格、広告費の5項目

予想順位:1から4のいずれか
受注予想量:各期のマーケットサイズ以下のプラスの整数、0でも可。
仕入数量:プラスの整数。0でも可
販売価格:販売価格上限10万円以下のプラスの整数
広告費:プラスの整数。0でも可。

4.各社が意思決定した販売価格と広告費の金額によって、受注数量が決まります。受注数量を決める重み付け係数は、販売効果が50%、広告効果が50%

5.受注数量の合計(マーケットサイズ)は、各期次のとおりです。

第Ⅰ期:800台
第Ⅱ期:1,200台
第Ⅲ期:1,600台
第Ⅳ期:1,200台

6.各社の役員数は5人で、給料を支払います。金額は、役員1人当たり毎期給料60万円、総額300万円です。

7.各社は店舗を借りており、家賃を支払います。金額は毎期30万円

8.最低現金有高は、50万円です。期末に現金が50万円を下回る場合には、現金が50万円になるように自動的に銀行から借り入れします。借り入れすると返済は出来ません。

9.借り入れをした場合、毎期、借入金の残高の6%の金額の利息を支払います。利息は借り入れ時にも支払います。

10.現金の受け取りと支払いは、全て期末に行います。

11.初期累積純利益は0円です。