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カナダのC.S.さん(女性)のグアテマラでのボランティア体験の話(2001.5月聴取)

期間: 1995.9月―1996.3

場所:Xela (Quezaltenango) グアテマラ・シティからバスで4時間ほどの町

                      グアテマラで二番目に大きな都市、当時人口6万人程度

仕事: ストリートチルドレンのための施設での仕事

 

どうやってボランティアの仕事を見つけたか

  カナダにグアテマラから亡命していた人がいて、その人にボランティアの希望を話した。その人が、ボランティアの仕事をグアテマラの知り合いのつてを使って世話をしてくれた。高校を卒業したばかりの19才のときのこと。友達と二人でグアテマラに渡る。もう一人の友人は、スペイン語は高校の授業で勉強していて、basic spanishのレベル。C.S.さんはスペイン語ゼロの状態。C.S.さんはグアテマラに着くと、まずスペイン語学校に5週間通い、そのあと、仕事に入る。ストリートチルドレンのための施設で30人から40人の子供たちがその施設を利用していた。C.S.さんはそこの団体の事務の仕事を担当する。住まいは、民間の学生用寮に友達と二人で入り、3食付きで一ヶ月100ドル程度。

  しかし、その団体のやり方が好きになれず、自分で他のボランティアの仕事を探す。たまたま、他の団体がストリートチルドレンのための施設を始めたばかりで、人を探していたので、そこへ名乗り出て採用される。カナダにいる亡命グアテマラ人には、「残念だけれど、紹介してもらった団体のやり方には賛成できない」と伝える手紙を送る。

  新しい施設で仕事を始めた頃、学生用アパートが閉められたので、自分たちでアパートを捜す。家具付きのvery nice apartmentを見つけたので友達とそこに入居。アパート代は一ヶ月130ドル程度。アパートなので食事付きではない。

  新しい施設のスタッフは7人とボス。そのうち二人がカナダ人。ボスはイギリス人。ボランティアなので、給料はなし。

 

その後

C.S.さんはこの一年間の体験で自分がやりたいと思っていたことが、より明確になったとのことです。やりたいこと、というのは地理の勉強だそうです。それで、このあと、地理を勉強するために大学へ入ったそうです。そして、大学では、ラテンアメリカの文化や社会の授業を受講したそうです。その授業で講義されたことが、とても実感として理解できて、とてもためになった、とのことでした。

若者の海外ボランティア活動について

C.S.さんの話によれば、カナダでは一、二ヶ月の海外ボランティア活動に若者が参加するのは普通のことだそうです。(One or two months volunteer work abroad is popular among young people)一、二ヶ月のボランティアではコミュニティセンター建設や井戸掘りなどが多く、女性のためのシェルターやstreet childrenのためのボランティアだと、仕事の性質上、期間が長くなるとのことです。

street children 関係では world vision が世界でも large NGOだとのことです。 christian。インターネットで調べてみてください。

グアテマラだとCasa Alianza ・・・ orphan children in Guatemala などがあるそうです。