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スペイン、セビージャ語学留学便り、T. Akiko (2003/3)

お久しぶりです。

先月、一ヶ月間スペインのセビリヤの語学学校に行ってきました。

  私のクラスにはたまたま日本人がもう一人いましたが、学校の生徒全体に対してアジア人はかなり少数でした。特に始めの一週間はほとんど日本人を見かけませんでした。私のクラスは常に10人から12人とかなり大きめだったので、授業の進度が遅くてじれったく感じるときも多少ありましたが、先生やクラスメートは親切な人たちだったので授業は楽しいものでした。

  クラスのレベルは6段階中の下から3で、文法は点過去から入りました。その学校に来て初めてスペイン語を勉強し始めて、三週間目という人も一人いました。私も含めほかの生徒たちも、活用形は知っているけど話すとなるとひっかかる、というレベルでした。
  その後、文法は主に現在完了と線過去を勉強しました。私は二月の間に語彙をいくらか増やしていったんですが、勉強し始めて三週間という人はもちろん、他の生徒たちもあまり語彙は多くないようで、そのためか始めの二週間は特におとなしい人の多いクラスでした。その分、私は文法、会話のクラスを通して質問や話がたくさんできたので余計に授業が充実して楽しく感じられたのかも知れません。
  たまたま最初の一週間は同年代の女性だけのクラスだったというのも、妙におっとりとした雰囲気のクラスだった理由かもしれません。
  今回は初めて外国で体調を崩したり、ちょっとですが人種差別?的な経験をしたり、街のあまりの汚さに驚いたり・・・と、いろんな経験をして語学以外にも本当にいろいろと考えさせられることが多く、今思えば本当にいい勉強になりました。
  私自身はほとんど気にしていなかったのですが、戦争による飛行機への影響なども受けず、ごく普通に帰ってこられました。香港で空港職員も乗務員も全員しっかりマスクをしていたことが、私を一番ヒヤヒヤさせたことかもしれません。

思い出すことを全部書いているときりがありませんが、私の語学研修はこんな感じでした。行ってきて良かったと思います。

とりあえず行ってきましたということを報告したく、メールしました。

それでは、また。

PS. 物価の話ですが、セビリヤでは自炊していたのでスーパーには結構いきました。さすがに食材は一般に安いと思いますが、日本と同様かそれ以上にピンからキリまでという感じがしました。例えば、
私は米を買って鍋で炊いて食べていましたが、普通のスーパーでも1キロ0.5ユーロのものから3ユーロくらいするものまでありました。
 
 交通費も安いと思います。普通の路線バスは一回0.9ユーロというシステムでした。タクシーも結構安いです。それでも私は帰りに空港までのタクシー代、約15から20ユーロを惜しんでバス停までスーツケースを引いて歩いてバスで行きましたが・・・バスだと2.2ユーロです。たいした距離ではないですがスペインのあの石畳の道でスーツケースを引いて歩くのは結構大変でした。
 
 週末にバルセロナ旅行に行ったんですが、夜行電車の往復が110ユーロ、ホステルが一泊朝食つきで19ユーロでした。バルセロナは地下鉄が便利で安いですね。でも観光地のどまんなかだけあってレストランは高かったです。

 私はツアー形式で費用は全部まとめて払ったので、家賃などのことはよくわかりません。ホームステイもピソも学校側で手配してくれるようでした。昼食は家に帰って皆でとるというお国柄か(?)滞在先はどちらにしても歩いて通えるくらい学校から近いところを紹介しているようでした。ホームステイ代、家賃関係は各学校のホームページなどを見れば書いてあると思います。
 
 物価、というと何を挙げたらいいかよくわからなかったので思いついたものを挙げてみました。ちなみに、私が両替したときは、大体今も同じですが現金だと1ユーロが137円しました。ユーロが始まったばかりの頃のレートより2割程円安なので、その分、少し前に行った人より物価は高く感じたかもしれません。