ペルー料理を作って友人に喰らわせ、忌憚無い意見を聞いてみる。
簡単に言ってしまえば、基礎ゼミのほうでペルーについて調べることになり、現地の人がどんなものを食べているのか興味が湧いたため。それにスペイン料理っていうのもひねりが無くてなんかイヤだったし。
なにやら画像を持ってくることには成功したものの、画像にリンクがうまく貼れないというオチがついてしまったので、URLは別に貼っておきます。
http://www.vivas.jp/food/cook.html
ちなみに転載の許可はメールだけしておきました。
まずはメインになる料理から。
≪アヒ・デ・ガジーナ≫鶏肉と唐辛子のチーズソース |
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《材料》4人分 |
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鶏肉 |
・・・500g |
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玉ねぎみじん切り |
・・・1個 |
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油 |
・・・大さじ2 |
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おろしにんにく |
・・・1個分 |
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食パン(みみなし) |
・・・3枚 |
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パルメザン・チーズ |
・・・適量 |
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アヒ・アマリージョ(ただしコレは手に入らなかったのでパプリカと鷹の爪で代用) (イエロー・ホット・ペッパー) |
・・・大さじ2 |
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ゆで卵 |
・・・4個 |
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ブラック・オリーブ(コレも手に入らなかったので割愛) |
・・・4個 |
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塩、こしょう、味の素 |
・・・適量 |
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《作り方》 |
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鶏肉を塩水で茹で、細かく手でちぎります(鶏がらスープを後で使いますので残しておいてください) 。 |
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鍋に油をひいて、玉ねぎ、にんにく、塩、こしょう、アヒ・アマリージョ(イエロー・ホット・ペッパー)を入れ、焦げないように注意して炒めます。 |
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残しておいた1の鶏がらスープ(1カップ)を鍋に入れ、5分間煮込みます。 |
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煮込んでいる間に深いお皿に牛乳入れ、パンをちぎって浸します。 |
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4を3の鍋に入れさらに5分間煮込みます。 |
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鍋に鶏肉とパルメザンチーズを入れ、かき混ぜながらさらに10分煮込みます。 |
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最後に卵とブラック・オリーブを飾って出来上がり。 |
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ペルーではご飯と一緒に食べますが、ご飯の代わりに輪切りした茹でじゃがいもにかけてもおいしいです。 |
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で、最後の一行に書いてありますが、ご飯のかわりに茹でたジャガイモでも美味しいとのこと。ペルーではご飯と食べると書いてあるけども、あっちってジャガイモの方が主食としてよく食べられてるんじゃなかったっけ?という私の記憶と、その方が雰囲気出るじゃん?という英断により、ジャガイモを茹でてそれにかけて食べることにした。そしてデザートとして作った料理がこちら。
≪アロス・コン・レチェ≫ミルクとお米のデザート |
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《材料》4人分 |
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牛乳 |
・・・4カップ |
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砂糖 |
・・・1.5カップ |
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お米 |
・・・1カップ |
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バニラエッセンス |
・・・小さじ1 |
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シナモンスティック |
・・・1本(コレもうちになかったのでシナモンパウダーで代用) |
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クローブ |
・・・3個(コレもうちになかった。かわりになぜかラム酒を最後に投入) |
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シナモン・パウダー |
・・・適量 |
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《作り方》 |
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お鍋に1カップの水、シナモン・スティック、クローブを入れ沸騰させます。 |
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1に洗ったお米を入れ、弱火でお米を炊きます。 |
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お鍋の水がなくなったら、一旦火を止め、牛乳、お砂糖、バニラエッセンスを加えます。 |
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3のお鍋を弱火でかきまぜながら、とろみが出るまで煮込みます。 |
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出来上がったら、熱いうちにラムカンに移し、上にシナモンパウダーをふって冷まして下さい。 |
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夏は冷蔵庫で冷やすとさらに美味しく召し上がれます。 |
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ココは友人に一泡吹かせようと、あえて日本人であれば思わず「邪道だ!」といってしまいそうになるものをチョイス。ちなみにこの2つのスペイン語でのつづりは順にaji
de gallina、arroz con lecheだそうです。
とりあえず足りない材料を近くのスーパーへ買いに行く。が、お金もあまりないし、すぐにうちで消費しないであろう物は買わないことにした。よって買ったのは牛乳、食パン、パプリカのみ。
コレ一つで200円くらいした
ちなみに今回作ったのは二人前なので、上のレシピを大体2分の1にして作ったはず。早速製作に入る。まずはアロス・コン・レチェ(以下米の方)から。冷やさないといけないので先に作ります。上の作り方をみながら、お米をといでシナモンを振ったお湯の中に入れ、炊きます。で、この間にちょうどいいくらいの大きさに見える鶏肉を冷凍庫から取り出し、塩水で茹でておきます。
そして炊き上がったご飯に牛乳、砂糖、バニラエッセンスを加えたのだが、大抵今のデザートというものは甘さ控えめとかで素人が作ると甘くもなく、かといって他に味がしないものが出来上がることが多い気がする、ということでココで砂糖をカップに8〜9割分くらい投入。後に悲劇を生むことに。
悲劇の幕開け
で、じっくりコトコト煮込んでいるうちにアヒ・デ・ガジーナの方(以下鳥の方)の材料の下ごしらえをする。アヒ・アマリージョのかわりのパプリカと鷹の爪(4本)だが、パプリカは半分をサイコロ状に切り、半分をすりこぎでゴリゴリつぶし、鷹の爪は種を取って輪切りにした。これらも後に悲劇を生む。
材料たち
たまねぎをみじん切る
で、目を離しているうちに米の方を思いっきり噴きこぼす。
あ〜あやっちゃった・・・
で、まあ米の方はとろみも出てきたし、器に盛って冷凍庫に入れて強引に冷却することに。
コレでデザートは完成
次に今まで米の方で使ってた鍋でゆで卵を作る。
茹で上がり
いよいよ鍋で炒めていくのだが、潰したパプリカを当初入れ忘れ、鶏がらスープを入れてから投入した。それからも色々入れてぐつぐつ煮込んでゆく。この辺りで早坂泰彦(19)といういけにえが自らやってくる。
いかにも美味しくなさそうな感じ
そして最後にココでチーズを加えないといけなかったのだが、あっさり忘れていたことに今コレを書いていて気付いた。出してはいたのに。で、実は卵と一緒に茹で始めて卵を取り出してからも茹で続けていたジャガイモを取り出し、皮をむいて輪切りにする。
ついに完成。
そして伝説へ・・・
阿鼻叫喚の試食が始まった。まずは人に喰わす。コレ常識。それではアヒ・デ・ガジーナ、いってみよう!
「食いたくねー」と言いつつうれしそうな泰彦氏
そして一口目。
黙り込む泰彦氏
以下俺と泰彦氏の会話(うろ覚え)
俺「どう?」泰「・・・食えなくはないし、まずくもないけど、あえて食おうとは思わない味」俺「ふーん・・・」(パクッ)泰「どうよ?」俺「うーん。確かに食えなくはないね。予想よりはマシ。パプリカの苦味がでまくってるな」泰「あ、でもイモうめぇ。・・・ツーか辛くねえか?コレ」俺「辛いっちゃ辛いけど・・・。学食のチキン辛口カレーよりちょっと辛いくらいじゃねぇ?」泰「いや、スゲー辛いよこれ。でもイモうま。つーかカラッ!カラッッ!!」俺「ホントだカラッ!・・・じゃあデザートで中和してみようか」泰「え!?コメのデザートかよ」俺「いいからいいから」(ニヤリ)泰「まあいいけどさ・・」俺「(いいのかよ!)」
少し時間をおいて
食べる
泰「あ、コレ好きな味!」
俺「(気に入ってるよ!)」
泰「なんつうか練乳の味」
俺「どれどれ・・・」(パクリ)「ホントだ・・・」
泰「でも甘ったるっ!あ、そのパンもらっていい?」
俺「いいけど、まさか・・・」
泰「うん。つけて食う」
ご飯をおかずにパンを食う漢
泰「あ、ちょうどよくなった。食える食える。うまいうまい。」
結局このパン完食
泰「いやでもこれ全部食うのは無理。甘すぎ」
俺「うんいいよ。でもこっちの辛い方は全部食べろよ」
泰「え〜?マジで?まあいっかイモウマイし・・・」
俺「(そこまでイモうまいか?)」
とか言ってるうちに完食。お疲れ
正直、骨折り損のくたびれ儲け、という言葉が身にしみました。でもまあジャガイモでも結構立派に主食足りえましたし、米がデザートというのも別に苦にはなりませんでした。あちらの人達がこれで暮らして行けるのも納得、といった感じです。あと泰彦は相当なイモ兄ちゃんだと思いました。