学生 K・S (2011)
感想
まず、なによりも設定が面白い映画だなと思った。
地獄、天国、この世で、使われている言葉が違い、この映画の世界観に違和感を感じることなく見ることができた。
また、展開が多く、そして早いために誰もが飽きずに見ることができるのではないだろうか。
二転三転も展開が大きく変わり、面白可笑しく描いているものの、細かい所もきちんと描かれており気楽に楽しむことができた。
また、登場人物が強烈で、個性的であった印象が強い。日本の映画ではなかなか個性的な人物を描くということがないのでとても新鮮だった。
あまり違和感を感じることはなかったものの、「地獄」、「天国」の両使者の配役の方が逆であったほうがしっくりくるのではないかという思いは最後までぬぐい切れなかった。
あの配役にはなにかこだわりがあるのだろうか。
もともとこの映画のようなコメディは好きなので、機会があったらこの監督の別の作品も見てみたいと思う。監督は、「アグスティン・ディアス・ヤネス」である。