学生 Y・S (2010)
感想
1980年、エルサルバドルでは政府と反政府ゲリラの内戦があった。主人公の11歳の少年チャバが住む小さな町は、政府軍とゲリラのほぼ境界線にあり、銃撃戦が毎日行われていた。そんな中でもチャバは弟や妹をあやし、家計のために仕事を探して母を助け、学校の友達に恋をしながら楽しい日々を過ごしていた。しかし、12歳になると軍が強制徴兵に来るため、チャバは田舎に引っ越す。ある日チャバと友達は政府軍に見つかり、森の中に連れて行かれた。友達は次々と撃たれ、チャバの番になったときに叔父さんに助けられ、その場から何とか逃れた。その後、チャバは一人アメリカに行き、数年後家族もアメリカで合流し、みんな助かったという話です。