13(サーティーン) みんなのしあわせ

LA COMUNIDAD

 

制作年度 : 2000年

上映時間 : 109分

監督 : アレックス・デ・ラ・イグレシア

出演 : カルメン・マウラ、エドゥアルド・アントゥニャ、マリア・アスケリノ、エミリオ・グチエレス・カバ

学生  Y・M (2011)

あらすじ

不動産屋のセールスレディをしているフリアはある日、担当しているアパートの上の階に住む一人暮らしの老人の死に偶然遭遇し、この老人が隠し持っていた3億ペセタもの大金をこっそり手にしてしまう。だが、同じアパートの住人たちもその大金を狙っていた。住人たち13人は 20年間、 一致団結して、その金を狙っていたのだった。フリアはお金を独り占めしてアパートから持ち出そうとするけれど、アパートの住人たちがあの手この手で妨害する。

感想

物語の重要な鍵を握る住人の1人はダースベーダーのコスプレをしたスターウォーズマニアであったり、主人のフリアを追いかける住人はゾンビと化していたりと有名映画をまねするシーンがいくつか出てきて緊張感もありながら笑いもある映画であった。人間に本性が垣間見られると感じた。老人の死体が映し出されたり、 エレベーターに人が挟まれ死亡するシーンがあったりとグロテスクな映像がいくつか出てきたが、笑えるシーンもあり、おすすめできる映画であると思った。

 

学生  G・H (2010)

あらすじ

私は、スペインの大女優カルメン・マウラ主演作のこの映画を観ました。 死んだ偏屈老人が隠し持っていた大金を巡り、アパートという閉鎖されたなかで繰り広げられる、壮絶かつ滑稽な争奪バトルを描いたブラックコメディです。

感想

キャラクターの立った出演者ばかりですが、特にスター・ウォーズマニアの男を演じるエドゥアウロ・アントゥニャの怪演はとても笑えました。分譲アパートのセールスをしている中年女性フリアは思うように成績が上がらず、4年前に大企業をリストラされてから職を転々とする夫とはうまくいかず、漠然と幸せに憧れる日々でした。そんなある日、担当しているアパートの上の階に住むひとり暮らしの老人の死に偶然遭遇し、この老人が隠し持っていた3億ペセタもの大金をこっそり入手してしまいます。しかし、同じアパートの住人たちもその大金を狙っていたました。フリアはリストラをしたので、最初とても運がついてないと思いました。しかし、大金がいきなり入ったので運がついていないのではなく、それと反対に強運の持ち主だなぁっと思いました。しかし、同じアパートにいる住人にそのお金を狙われたので、人のお金の執着心は改めて強いことを知りました。もし、自分が宝くじを当てて大金を得たら周りの友達がお金のために寄ってくると思うとフリアは災難にあったなと思いました。この映画を観て、人のお金の価値観が分かったなぁっと思いました。¬

 

学生  K・K (2009)

あらすじ

 スペイン・マドリッドに聳える奇怪なアパートメント。不動産会社で分譲アパートのセールスをしている中年女性フリアは、なかなか思うように成績が上がらず少し落ち込み気味。そんなある日、フリアはひょんなことからこのアパートの一室から一人暮らしの老人の腐乱死体を発見。しかしこの老人、なんと3億ペセタもの大金を20年もの間隠し持っていたのである。老人が残した遺産3億ペセタを巡ってフリアとアパートの全住民が争奪戦を繰り広げる…ブラックサスペンス・コメディ。

 原題の" LA COMUNIDAD "は共同体という意味である。老人の大金を奪うために協力しているアパートの住人13人が共同体を形成し、20年間、老人が金を持ち出さないように、交替しながら24時間体制で監視を続けてきた。彼らの夢は老人の金を手に入れてみんなで山分けをすること。「みんなのしあわせ」のためだったら何だってする。そのお金をフリアが横取りをして、独り占めするなんて許せるはずがなく、フリアとアパート住民との争奪戦を繰り広げられている。

感想

 最初見たときコメディ路線でいくのかと思ったが、衝撃な映像もあるサバイバルスリラーである。誰がこの展開を予想しただろうか…。人間の欲とエゴを描いていて、本当にお金の力というのは恐ろしいと感じた。カルメン・マウラの迫真の演技は見ものである。