学生 J・S (2009)
感想
題名の通り戦争についてで、マルビナス戦争で生き残ったエステバンは同じ戦争に行って帰ってきた、親友のバルガスの自殺未遂を目のあたりにしてから、マルビナス戦争での記憶がよみがえっていき、その戦争でのシーンと現実に進んでいく世界が交差で映画が作られていました。
戦争のシーンで、貧しい中で、パンが凍るくらいの寒さで頑張っている兵士がすごく印象に残っています。苦しい中でも、冗談を言っていてすごい精神力だなと感心しました。
しかし、あまりにも腹が空きすぎてしまって羊を捕まえて食べてしまい、それを幹部の人に見つかって厄介なことにバルガスが連行され、ひどく虐められて帰ってきて、それでもそこの班が最前線にいけという命令がきてまわされて、そこでのシーンは激しすぎて見えづらかったし、グロテクスでした。
戦争では負けて、撤退するところでは、エステバンが大尉に逆らいバルガスを助けるシーンが感動的でした。
バルガスは結局自殺未遂が原因で死んでしまうが、その後でエステバンがマルビナス諸島に一人で行き、そこで戦争の際に暮らしていた土を掘って作った所に偶然に入って、思い出の写真が出てきたところが感動でした。
この映画を観て、帰兵士はその当時はすごくつらい思いをしたことがわかりましたし、戦争をしても悲しみより幸せが多くなることはないではないかと考えさせられる映画でした。