神経衰弱ぎりぎりの女たち

Mujeres al borde de un ataque de nervios

 

制作年度 : 1988年

上映時間 : 90分

監督 : ペドロ・アルモドバル

出演 : カルメン・マウラ、アントニオ・バンデラス

学生  K・K

あらすじ

 同棲していた恋人イバンに突然去られた女優のぺパ。イバンと話し合うためにイバンの20年前の恋人ルシアの元へ訪ねて行くが、ルシアもイバンの居場所は分かってなくて、結局ぺパはイバンと連絡が取れないまま。イロイロ手を尽くして探し回るけど報われずにイライラしているぺパのところに、今度は、テロリストの恋人が警察に捕まってしまい混乱しているぺパの友達カンデラが転がり込んでくる。そこにイバンとルシアの間にできた息子カルロス(一見誰だか分からないけど、実はアントニオ・バンデラス)も加わって事態は思わぬ方向に・・・・。

評価

 あたし個人としては十分楽しめたけど、万人ウケするものではないと思う。ってゆうかむしろつまんないと思うヒトのほうが多いかも。自信を持ってヒトに薦めるコトは出来ません・・・。

お勧めどころ

 これがスペイン型恋愛なのだろうか・・・・??とゆうカンジ。ハリウッドならではのスタイリッシュな恋愛とも違うし、フレンチの始まりから終わりまで全部が絵になる恋愛とも違う。まして、ブリットの、これぞ国民性ってカンジの地味?な?共感しやすい等身大の恋愛とはぜんぜん違うのだ。登場人物はナニゴトにおいても情熱的・積極的かつ楽観的?多少の誇張は差し引いたとしても、この国民性の違いは一見の価値があるかも。そうそう、まだ駆出しの頃のアントニオ・バンデラスが出ているんだけど、スペイン時代のA・バンデラスって眉毛つながってるよ系の濃ゆい俳優さんだったんですよ。今でこそハリウッドのセクシー男優に落ち着いちゃってるけど、そのセクシーさもスペイン時代に比べれば名残程度かもしれない・・・。若い頃のA・バンデラスも一見の価値アリ。

感想

 ぺパがタクシーに乗ろうとすると、いっつもウマイ具合に現れるタクシー(自称マンボ・タクシー)。このタクシーがすんごいかあいい!!ヒョウ柄のシート(ステアリングのカバーもヒョウ柄だったりする・・・)のタクシーとかってちょっとコワくて乗れないかも・・・。しかも夜になると車の中はブラックライトが・・・。もちろん運転手さんのキャラも車に負けずにかあいいのです。

 

学生  N・S (2009)

感想

 この映画はおもしろかった。恋愛中の女性たちが、男性に振り回されて神経質になったり、自殺しようとしたりと見ていてとてもはらはらする場面もあったが、コミカルな部分もあり、笑えた。

 主人公が浮気、失恋を通して成長していく姿を見て、自分もいろいろ考えさせられた。でも、映画が古い映画だったので、映画セットが古かったり、雑なCGだったりして見ていて少しがっかりした。