愛するSEX

Sexo con amor

 

制作年度 : 2003年

上映時間 : 90分

監督 :ボリス・ケルシア

出演 :シグリッド・アレグリア、ボリス・ケルシア、他

学生  Y・Y (2011)

感想

 この映画は、SEXについての悩みや捉え方、また不倫関係などどろどろしたような関係を映し、性について我々人間が考える起点を創造する映画となっている。個人的には、各所で刺激的なシーンが含まれており、目を抑えたくなるような所もある。しかし上でも述べた不倫や、強制的に性行為に持ち込むといった人間の原始的な行動を描写し、根底にある動物の本質、それは人間にしたら欲望の汚さに映ってしまうこともあります。また今回の映画には、親が先生と一緒に性を考える会議も行われていた。大人になっても知らないことはあると感じますし、このように親がしっかり理解する場を作れば我が子に対しての性教育にもつながっていくと思うので、よいと感じた。

 最後に、人間が実は一番興味のあるもの、性について改めて考えることのできる映画だと私は感じました。外国の映画だけれど人間の本質を垣間見ることができました何気にコメディにできているので楽しいと思います。

 

学生  K・H (1010)

あらすじ

この映画チリの映画であり、これまでの興行収入を塗り替える大ヒット映画である。

 この話は、とある小学校の女性教諭が保護者会のようなものを開くことから始まる。 参加者は各自で性について様々な悩みを抱えている。ある3組のカップルについて話が展開していく。

感想

国が違えば文化や思想も異なる。性についても同様で、日本の考え方とは大きく異なっていた。思ったことは、果たして本当に大ヒットになるような映画なのだろうか。タイトルや劇中の肉体シーンにつられてみたのでは?と思ってしまった。途中で性教育中心のシーンから、肉体関係のある人物中心のシーンへとシフトしていった。

 感じ方は人それぞれだが、私はそう感じた。しかし、見方をかえれば性教育映画にもなりうる。劇中のような状況を避けるために悪例を学ぶという方法も有りだと考える。

 いずれにせよ、日本にはなかなかないストーリーだとおもった。 

 

学生  N・O

感想

 この話は、ある小学校教諭(女性)が自分のクラスの生徒たちに、性教育をする上でまず、両親の関心度や理解度を知ることから始めたいということで、保護者会のようなものを学校で開くことから始まり、それに参加した様々なカップルの恋愛模様が描かれていく。最初は、その教師と、彼女のクラスの男子生徒の親が不倫をしている場面からで、壮絶だった。その後も、セックスレスの夫婦が奮闘する様子も生々しく、あまり良い気分にならなかった。また、根っからの浮気者の旦那が献身的な妻の浮気疑惑が発覚し、今までの自分の行動を棚に上げて嫉妬で怒り狂う様子が凄まじかった。

 結局、この映画は見ても全く幸せな気持ちにならなかった。おすすめはしない。

 

学生  H・S (2009)

感想

 この映画は、2003年度に、ボリス・ケルシア監督によって製作された。内容としてはSEXについての悩みや不倫関係について描かれていた。エロティックなシーンがたくさんあり圧倒されたのが、素直な感想である。チリ映画の興行収入記録をあっさりと塗り替えてしまった空前のメガ・ヒット作品らしいが、私にはとても疑問が残る、気分が悪い映画だった。

 この映画に出てくる人たちは、彼氏や妻という存在がいながらもいとも簡単に他の人たちと体の関係を持つ。カルチャーショックともいうべきか、私の常識からは考えられない行動や言動が繰り広げられた。

 日本でも、浮気をする人はいるであろう。「浮気は男の性だ」なんていう人もいるかもしれない。確かに、性欲を持つのは普通のことだ。人間の三大欲求にも入っているので、「性欲を捨てろ!」なんてバカなことは思っていない。

 しかし、特別な存在がいながらも、自分の欲望の赴くままにSEXしていいのだろうか。

 映画の中に、「妻や子ども達のことを一番に愛している、だが、他の美女とのSEXは止められない。体の関係はもつが、家族のことを愛しているから悪いことをしているわけではない。」というような思想をもつ男性がいた。この時点で私には意味不明だが、その挙句に妻が他の男性と少し遊びにいったくらいで、妻への暴言や冷酷な態度をとっていた。

 もう、怒りを通り越して、あきれた。なぜ、自分のことばかりを考えて、相手の気持ちを考えられないのか。相手の立場に立ったら、一番の特別な存在が自分ではなくほかの人のことを見ていたらちょっと嫌な気持ちになるくらいわかるはずだ。

 ずらずらと批判の言葉を書いてしまったが、人間の欲望は理性にも勝る激しいものだということが実感できた。

 SEXは自分の快感を満たすためではなく、本来の意味は生命を宿す営みである。SEXしたら子どもが出来る確立がある、ということをすべての人の念頭に置いて欲しい。望まれないで産まれてくる子どもが一人もいない世の中になることを願っている。

 

学生  M・H

感想

 この映画は、性教育についての話でした。先生から聞いた話や、自分のイメージでは、スペインなどの国では、性についてはなんとなくオープンな感じだと思っていたのですが、映画の中では、スペインでは性についての話が閉鎖的だと言っていたので、驚きでした。また、スペインでは、子供を生む年齢が若いと聞いていたので、小さいうちから性教育をすることは大事なことなのだろうと思いました。映画の中では、性教育を小学校の低学年くらいの子供たちが受けていて、少し驚きました。日本では、性教育というと、中学校の保健体育の授業で受け始めるので、13歳くらいの思春期に性教育を行うけれども、映画の中では、とても小さい子供たちが受けていたので、日本とは違うなあと感じました。でも、映画の中では、小学校の低学年くらいの子供たちは、性教育について、全く意味が分かっていないようだったので、意味が分からない年齢にやるよりも、日本のように思春期に入って、性について意味が分かるようになってから行うほうが良いのではないかと思いました。

 また、映画の中では、性教育について教師や子供たちの親が集まって話をしていたのですが、その教師や親たちの性の問題についても描かれていました。最初のうちは、性教育について描かれていたのですが、だんだん教師や親について多く描かれていました。内容も映像もとても過激な部分が多くて、友人と一緒に見ていたのですが、みんなが驚くような展開とシーンがたくさんあって、いろいろ友人と感想を話ながら見ました。見終わってみると、なんとなくコメディのような映画で、とても楽しみながら見られる映画でした。

 

学生  T・O (2009)

感想

 愛とSEXは切り離せない?愛があるからSEXするの?愛って何?愛があってもSEXしない?SEXって何のための行為?同性同士で愛し合う?この映画はいろいろな考え方や立場の登場人物が、それぞれ「愛」や「SEX」に対して本気で向き合います。登場人物の性に対する考えを知ることで、自分自身その問題に対してどう思うのか考え直すきっかけになります。

 先には難しそうに感想を書きましたが、映画自体は、コメディのような感じの笑いどころあり、エロスあり、自業自得ありの見ごたえある内容となっています。スペイン系の人の異性への積極的なアプローチや性の文化の違いも見ものですよww