年賀状に関連するホームページ

 市川 尚(岩手県立大学ソフトウェア情報学部助手)

はじめに

 2000年まであとわずかとなってきました.今回は年賀状の特別企画と連動して,年賀状に関連するホームページを紹介します.年賀状のホームページとひとくちに言っても,自分が作った年賀状の作品を公開しているページや,パソコンなどで年賀状をつくる方法を解説しているページ,年賀状用の素材をフリーで提供しているページ,実際にオンライン上で年賀状が出せるページなど,実に様々なホームページがありました.また,本稿の後半には年賀状に関連する教育サイトも若干ながら紹介します.
 近年では,年賀はがきにインクジェット紙版が登場しており,自宅のプリンターからきれいに印刷できるようになりました.家庭にもパソコンがだいぶ普及してきましたし,2000年という区切りの年になるわけですから,パソコンやデジカメなどを活用しながら,楽しいオリジナル味あふれる年賀状の作成に力を注いでみてはいかがでしょうか.絵が得意でない人には,素材集がたくさん市販されていますし,もちろんホームページ上には多くのフリー素材が利用できます.また,インターネット時代らしく,これまでの年賀状はやめて,オンラインの年賀状を出してみるのも新鮮かもしれません.
 なお,執筆時点では,インターネット上の年賀状情報はまだ昨年度のものばかりでした.ホームページ上の情報は時期がかなり近くにならないと公開(更新)されない場合が多いので,本号が出た頃にはもっと様々なページが出ているはずですから,実際に皆さんの手でも探してみて下さい.

年賀状関連のページ

郵政省による「You Net;ゆうびんホームページ」(http://www.postal.mpt.go.jp/;図1)
 このページには,切手やはがき,郵便料金表,新郵便番号検索など,郵便に関するあらゆることが載っており,たいへん有用なページです.郵便について何か知りたいと思ったときは,まずここに訪れるとよいでしょう.もちろんその情報のなかには,今回のテーマである年賀状についての情報も載っており,例えば年賀はがきの発行枚数や期間,お年玉賞品に至るまでが紹介されています.来年は,2000年ということで, 1000年に一度サービスとして,年賀郵便物へ「2000年1月1日」の消印が押されるそうです.これはよい記念になることでしょうから,これまでしばらく音信不通だった人にもこの機会に年賀状を出してみてはいかがでしょうか.

高畠俊輔さん等による「WEBで年賀状,季節の挨拶状をデザインしよう!(年賀状工房)」(http://ww1.tiki.ne.jp/~takabat/common/rimen_design.html;図2)
 このページは,年賀状用の素材を公開しているだけでなく,その素材をパソコン初心者でも活用できるように,ブラウザからワープロへの画像のコピーの仕方といったパソコン上での年賀状の作り方が解説されています.操作にあまり自信のない人でも,ここに来れば立派な年賀状ができることでしょう.素材に関しては,「迎春」「謹賀新年」や挨拶文などの年賀状用の筆文字の画像が多数フリーで提供されています.それを年賀状の原稿に貼り込むだけでも,りっぱな年賀状に見えてくることでしょう.また,日本画の挿し絵(例えば,松や梅など)も同時にフリーで提供されおり,年賀状を彩るために利用することができます.これらの画像に関しては,個人の使用に関してのみコピー可能となっています.余談ですが,このホームページは家族で協力して作成されていて,筆文字は父,挿し絵は母.息子はプロデュースという,それぞれが自分の得意分野を生かしている点が,サイトの運営の仕方としても大変興味深く,また好感が持てるサイトと言えるでしょう.

理想科学工業ホームページ(http://www4.mediagalaxy.co.jp/riso/;図3)
 年賀状といえば,プリントゴッコという方も多いことでしょう.製造元であるこの会社のホームページには,プリントゴッコの情報がたくさん公開されています.商品カタログだけでなく,「プリントごっこQ&A」があり,印刷がかすれる,ランプが光らないなど,よくある問題についての原因と対処方法が載っています.また,「手づくりの絵はがきコンクール」の過去の入賞作品や,作品募集を行っているようです.年賀状も出品できますので,我と思われる方はチャレンジしてみるのもよいでしょう.「プリントゴッコスタジオ」では,広報誌に紹介されたプリントゴッコなどでつくられたカード、手づくりグッズの数々を見ることができます.そのなかには,年賀状についての記事もあります.
 他にも,個人的にプリントゴッコを紹介しているページとして,プリントゴッコ研究室(http://plaza14.mbn.or.jp/~naganoh/)があります.

Why not Creations Inc.による「e-Card」(http://web1.ynot.com/jp.ynot.com/;図4)
 年賀状をオンラインで送るページの例として,このページを紹介します.ここでは,オンラインでeカード(グリーティングカード)を送ることができます(メンバー登録無料).相手はインターネットに接続できる環境にあり,メールが受け取れることが前提です.「季節のカード」のページには,正月というジャンルがあり,そこに年賀状の項目があります.複数のカードのなかから,気に入ったものを選択し,相手に送ることになります.形式は決まっていますが,そのなかに自分で文章をいれたりすることができます.インターネットで年賀状を送ることの利点は,手軽であるということと,もうひとつは,アニメーションをしたり音楽が鳴る年賀状を送れるといったところでしょう.こういったオンラインのグリーティングカードサービスを提供しているサイトは内外あわせて,かなりの数に昇ります.例えば昨年は,多くの企業が協賛して,お年玉くじのようにプレゼントの当たるオンラインの年賀状というのもありました.ただし,こういったオンラインの年賀状サービスは,相手にURLやIDを掲載したメールが行き,それを使って年賀状のあるホームページを参照することになるので,多少の手間を取らせるということはあるかと思います.

北海道アルバイト情報社による「1999ザ・年賀SHOW」(http://www.haj.co.jp/nenga/;図5)
 今回で第4回目を迎えた年賀状のデザインコンテストです.その入賞・入選作品(35作品)をホームページ上で参照することができます.さすがにコンテストだけあって,力作ぞろいですし,すでに辰年の年賀状作品が公開されていますので,一度見てみると面白いと思います.他人の年賀状のいいところはどんどん吸収していきたいところです.なお,これらの作品は後々,ポストカード集として販売されるそうです。すでにコンテストは終了していますが,こういったコンテストは結構あるものなので,パソコンの練習がてら,応募してみるのもよいと思います.

寺島幸さんによる「年賀状リンク」(http://www.asahi-net.or.jp/~mq3m-tjm/momoko/momoko.htm;図6)
 このページには,ページ作者ご本人が作成したこれまでの年賀状が紹介されています.犬に干支のきぐるみを着せた写真を使うなど,好感の持てる年賀状です.また,インターネット上に個人の年賀状の作品を載せているホームページはかなりありますが,ここでは「Greeting Cardリンク」という,各々のホームページに置かれたグリーティングカードのページに相互リンクするという企画が行われています。目的は,年賀状・暑中見舞などの交換や、相互リンクで年賀の挨拶見ながらインターネットの年始周りをする,これまでの年賀状の展示をするなどだそうです.このリンクには現在,複数人が登録されており,各々の年賀状を見てまわることができます.

年賀状に関連する教育系サイト

 学校で年賀状コンテストを実施している事例としては,名古屋市立旭丘小学校の年賀状コンクール(http://www.cjn.or.jp/asaga/JIDOUKAI/nenga/H10_nenga_con.htm)があります.入賞作品や選外の優秀作品,表彰式の様子が公開されています.児童がコンピュータの授業でつくった年賀状を応募したようです.同様に,こねっとワールドの「アートアイランド」(http://www.mediacom.co.jp/konet/nenga/nenga.html)でも,年賀状コンテストの入賞作品を紹介しています.また,佐賀県厳木小学校平之分校(http://www.saga-ed.go.jp/school/hirano-el/10dejinenga.html)のように,授業中にコンピュータ等を使って作成した年賀状を展示しているところもあります.他にも,AT&T バーチャルクラスルームコンテスト96(国際共同ウェブ制作コンテスト)では,神奈川大学付属中学校のチームが,日本の正月を英語で紹介(http://www.jp.kids-commons.net/vc96/vc-10/page11.htm)しており,そのなかで年賀状の紹介も行っています.このように,海外に向けて日本の文化を紹介する際に,お正月という題材はよく見かけますし,そのひとつとして,年賀状をとりあげることもできます.さらには地域のお年寄りへボランティアで年賀状を送る事例の紹介や,日本人学校との年賀状の交換などもありました.

自薦他薦のホームページ

端崎圭一先生による「はっしーの英語教室」(http://www.incl.ne.jp/~hassie/;図7)
 今回のテーマとは全く関連はありませんが,たいへん充実している英語教育のホームページを紹介します.このページは主に,英語を学べるサイトとなっています.英語の読解やヒアリングの問題等が出題され,問題を選択後,その解答のフィードバックが得られるような仕掛けになっています.例えば,「英語を読む力をつけよう」では,流れていく文字を読んだり,「英語を聞く力をつけよう!」では,リアルオーディオを使った聞き取り問題が出題されます.問題は,英語が得意な生徒向け,英語がちょっと苦手な生徒向けに分かれており,自分の能力に応じてトライすることができます.他にも,英会話の問題や,非常に充実した英語関連ホームページへのリンク集,教師のためのQ&Aコーナー,研究報告などがあります.英語科の先生をはじめ,興味のあるからは,ぜひご覧になってください.

自薦・他薦のホームページ募集中!ichikawa@soft.iwate-pu.ac.jpまで
ホームページ紹介記事バックナンバーhttp://www.iwate-pu.ac.jp/home/ichikawa/new/

図1 郵政省による「You Net;ゆうびんホームページ」
図2 高畠俊輔さん等による「WEBで年賀状,季節の挨拶状をデザインしよう!(年賀状工房)」
図3 理想科学工業ホームページ
図4 Why not Creations Inc.による「e-Card」
図5 北海道アルバイト情報社による「1999ザ・年賀SHOW」
図6 寺島幸さんによる「年賀状リンク」
図7 端崎圭一先生による「はっしーの英語教室」


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