本日卒業式が執り行われました。
最後のSD研の卒業生は、修士課程の大門君、学部の小山さん、井崎君の3名。
過去最少の寂しい卒業式となりましたが、その分印象には残ると思います。
次年度からは講座制の廃止に伴い、岡本研(データ・数理科学コース)と堀川研(社会システムデザインコース)になります。
急に現在の研究体制が変わるわけではないのでご安心を!
M2の大門君が情報処理学会全国大会において学生奨励賞をいただきました。
SD研が設立以来途切れることなく毎年受賞していますが、大門君の修了成果が受賞できたのはうれしく思います。
研究内容はドローンのビーコンを使った電波誘導の開発ですが、この2年間はドローンの機体そのものとの闘いでした。
難しい研究課題にも関わらずよく頑張ったと思います。
ちなみに、今回の発表では大学院進学予定の井崎君も同じセッションで発表でした。
彼の今後の研究にも期待です。
本研究室の学生達がPBLの成果をenPiT BizsysD 分野ワークショップで発表をし、技術賞を受賞しました。(詳細はこちら)
M1の中田君と学部3年生3名の混成チームでの開発でしたが、Wi-Fiプローブ要求を用いた端末推定の研究成果を活用した提案となっていました。
学部生の皆さんには、こういった経験を積みシステム開発に関心を持って欲しいものです。
既にOBで来た方もいますが、講座研究室が大幅に模様替えされています。
従来の重たい机をやめて可動式にし、フリーアドレス制も導入しています。
だからといって研究成果があがるわけでもないんですけどね…。
就職活動中の研究室の学生が採用ページで先輩(DNPコミュニケーションデザイン)を見つけました。
在学中から論理的思考、プログラミングや先進技術への関心や熱中したら止まらない集中力が飛びぬけている学生さんでしたが、ご活躍の様子うれしく思います。
いよいよ就職活動本番です。研究室の学生達も動き始めましたが、OB/OGの皆様もお気軽に研究室をご訪問ください。
ちなみに、DNPコミュニケーションデザイン様とは共同研究をしているので、ほぼ月に1回、彼にはお会いしています。
12月15日にenPiT BizSysD 北海道・東北グループ合同発表会が本学の滝沢キャンパスで開催されました。
会津大学・岩手県立大学・公立はこだて未来大学・室蘭工業大学は、2016年度より文部科学省「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT2)」のビジネスシステムデザイン分野に参加しており、北海道・東北グループとして活動をしています。
昨年度から合同の発表会を実施しており、本年度は7大学22チーム・44名の学生が参加しました。
研究活動では、チーム開発能力を身に着けることは難しいため、本研究室では学生さんに積極的なPBLへの参加を促しています。
研究室の学生が在籍しているチームのうち「Special design lab」がアイデア賞を受賞しました。
12月2-5日に真夏のサンタクロースが見られるオークランド大学(ニュージーランド)で開催されたCIE48(International Conference on Computers & Industrial Engineering)にて、堀川准教授と修士1年の橋本君がそれぞれ発表を行いました。
IoTやCyber Physical System for manufacutring に関する研究発表が多く、最新の機械学習やブロックチェーンなどの適用事例等を知ることができる有意義な学会参加となりました。学生さんにもよい経験になったと思います。本研究室では、修士課程の学生は1回以上海外発表することを推奨しており、旅費については研究費で支援しています。
また、280件を超える発表がある中、堀川准教授の発表が Best Paper Award を受賞しました。
Title : Smart tag for Internet of Things
Author : Mitsuyoshi Horikawa, Azuma Okamoto and Yoshitoshi Murata
Abstract : This study was conducted to facilitate implementation of the Internet of Moving things (IoMT), which refers to sensing locations and conditions of moving things during manufacturing. Machinery and robots with installed IoT devices are useful for anomaly detection and facility maintenance related to manufacturing. Radio-frequency identification devices (RFIDs), bar codes, and QR codes are also used to control products, parts, and work-in-process because they can be introduced easily and at low cost. Nevertheless, these technologies are unsuitable for constructing sensor networks for sensing the locations and conditions of moving things during manufacturing. Therefore, this study presents a proposal for a smart tag system that enables construction of a sensor network for moving things. First, requirements for smart tags and sensor networks are defined. Then the developed prototype of smart tags is used to evaluate the positioning accuracy and sensing condition through experimentation. These results provide guidelines for introduction of the IoMT.
修士1年の中田君が「岩手県学生IoTアイデアコンテスト」で最優勝賞をいただきました。
学部時代から取り組んできた「Wi-Fiプローブ要求を用いた端末推定」の研究成果をベースに独自アイデアを展開し、岩手県の活性化のためのデータサイエンティスト育成を産学官連携で行うことを提案したそうです。その様子は、(mitプライムニュース)や岩手日報、盛岡タイムスにも掲載されました。
今回は、研究室ではなく個人の参加でしたが、単なるエンジニアリングではなく世の中の大局的な動向や課題解決に向けた考え方が身についてきていることを感じさせる提案でした。
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